転職で役立つキャリアアドバイザー
転職エージェントに登録して活動はしているものの、どのような条件が整えば転職に踏み切るかが明確になっていない人もいる。
採用側の出方を見て判断しようとしているため、最低条件を明確にできないのだ。
しかし売り手市場では、絶対に譲れない最低限の条件を明確にし、それをキャリアアドバイザーにきちんと伝えておくことが、転職でキャリアアップするためのコツになる。
キャリアアドバイザーが先方に条件を伝えてくれる仲人となることで、企業から自分に対する興味の度合いを確認しながら転職活動を進めていくことができる。
日本では給料についてあまり主張しない風土があるため、先方が提示してくるのを待ってから判断するのが一般的であった。
しかし近年は売り手市場となり転職エージェントを通して活動することが主流となっているため、こちらから条件を提示することで好条件を引き出せるケース増加している。
キャリアアドバイザーは求職者の条件を理解することで、企業とより深い交渉ができる。
希望条件を伝えると、キャリアアドバイザーと企業が結託し、希望した最低ラインの給料を提示してくるのではないかという不安もあるかもしれない。
しかし、キャリアアドバイザーの評価は、転職者の年収に連動することが多い。
つまりキャリアアドバイザーは、転職者のために企業から高い給料を引き出せば引き出すほど、高い評価を得ることができる。
キャリアアドバイザーが間に入ってくれることと、売り手市場という背景が重なったことにより、転職の際の給料交渉がしやすくなっている。